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4Kドラマ制作 特集ドラマ「眩くらら~北斎の娘~」スタジオ収録

4K8K放送開始に向けドラマ番組の4K制作が進んでいます。
4K制作ではありますが、2Kとほぼ同じコンパクトな体制で収録を行います。

撮影はもちろん4Kカメラで、映像のみをカメラ側で収録します。4Kの高画質を活かすため、今回はズームレンズではなく単焦点レンズをメインに撮影を進めます。高精細ならばこそフォーカスをきちんと合せることが重要になりますが、2Kカメラのように小さなビューファインダーでフォーカスを合せることは困難で、専門の助手がフォーカス操作を行います。今回の北斎の工房セットは奥行きがあり、人物が前後に動く場面ではフォーカスを合せるのが特にむずかしく、助手泣かせです。

スタジオフロア全面に建て込まれたセットに対し、多数のライトを上部に配置し天空光を再現。セットの内部にはライトを仕込むスペースがあまりありませんが、外光とのバランスを取りながら室内光を巧みに配置していきます。LDはモニターで映像を確認しながら、フロア担当者に指示を出し、臨機応変に“場”の明かりを創り上げていきます。(※LD:ライティングディレクター)

フロア担当者がワイヤレスマイクやガンマイクを駆使し集音したセリフを副調側で収録します。今回の4K制作では映像と音声を別々に収録する“ダブルシステム同時録音”を採用しています。映像とは別に2台の音声収録機とバックアップ用のPCで収録し、編集時にタイムコード信号を基準に映像と音声を同期させます。

4K制作とはいうものの、4K視聴環境を構築するだけの機材を揃えることはむずかしく、2Kでの確認作業となります。今回のスタジオ収録ではカメラの2K映像出力を副調内やスタジオフロアの2Kモニターに分配し、2K視聴環境を整えました。VEは、2K映像と音声卓からの音声出力を2Kでガイド収録するとともに、簡易グレーディングを行い、4Kでの色調を確認しながら収録を進めます。(※VE:ビデオエンジニア)