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3D(立体)ハイビジョン制作
3D(立体)ハイビジョン(3D-HDTV)の仕組み

人の左右の眼に相当する2台のハイビジョンカメラで撮影した2つの画像を、LとRの2台の投映器(偏光フィルター付きプロジェクター)で一つのスクリーン上へ同時に表示します。

観客が偏光眼鏡をかけてこのスクリーンを見ると、自然な奥行き感のある鮮明な立体映像を観る事が出来ます。例えば画面の中の人や動物が観客の眼前まで近づきまた遠ざかる。或いは移動する物が飛び出すような視覚的効果も再現できます。

観客はあたかもスクリーンの無い3次元(3D)の映像空間の中に自分が居るような臨場感と被写体の実在感、バーチャルリアリティ(Virtual reality)を体験します。

3D(立体)ハイビジョン(3D-HDTV)の仕組み

ソフト制作

3D(立体)ハイビジョンは明るい大画面を使う事で、高精細映像コンテンツ(Contents)の長所をより良く発揮出来るシステムです。
NHKメディアテクノロジーは平成元年(1989)に3D(立体)ハイビジョンコンテンツ制作に初挑戦して以来、効果的な画面構成や撮影技術、と編集技術を蓄積してきました。一貫制作体制を築いています。手を伸ばせば届きそうな近くの物や中間に位置する主要な被写体から遠景まで、それぞれが立体感を十分感じさせるような、心理効果が生まれる画面を作ってきました。

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A 撮影のモデル

"見る事"つまり視覚を通して認識する事は物理的、生理的かつ心理的な諸要素の複合作用の結果と言えます。有名な画家のテクニックや‘騙し絵’など、日常的に体験する色や形に関する錯覚などからも、人が物を見る仕組みは複雑だなと想像がつきます。

自然界で人が「立体」や「奥行き」を感じる眼や脳の機構が複雑な事も解って来ています。
「両眼視差」、「輻輳(コンバーゼンスConvergence)」、「焦点調節」など12項目が主な要素として現在説明されています。

2台のハイビジョンテレビカメラ(HDTV)を、立体映像を制作する時の仮の人工の眼として利用する制作システムが実用化されています。

NHKメディアテクノロジーには観客が立体映像を観て面白い、楽しいと思う作品作り(コンテンツ)の画面設計や撮影技術の蓄積が有ります。

撮影のモデル

3D-HDTV カメラ
3D-HDTV カメラ
(2台のHDTVカメラをマウント)

2台のカメラの狙う方向が合一する点“コンバーゼンスポイント
(Convergence Point)”を決める。スクリーンサイズと立体感、
奥行き感の関係を考慮。
通常は2台のカメラと2台のVTRが使用される。
ハイビジョン(HDTV)2画面エンコーダーを使用して、
1台のVTRで収録する場合が有る。
スポーツ中継(収録)
スポーツ中継(収録)
空撮
空撮
水中撮影
水中撮影


B 表示のモデル

立体映像表示とは:
立体の見せ方として、両眼視差情報を持つ2枚の平面(2D)画面を左右の眼に個別に見せて、表示平面(スクリーン)の奥と手前を含む空間に、画面内の個々の被写体を定位させます。(スクリーンの前後に奥行きを感じる3D映像空間を再現する)

その為に、映写側と人の眼のほうに、夫々偏光フィルターを利用する方法が有ります。

(1) 2台のプロジェクター:
スクリーン上には左右に位置がズレた二つの映像(二重像)が、同時に投影されています。
二つの映像は、お互いに偏光面が直交する光を出しています。

(2) 偏光眼鏡:
このスクリーンを観る時に、左カメラの映像は左の眼のみで、右カメラの映像は右の眼のみで夫々観ることが出来る眼鏡です。

表示のモデル
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